徳川家康

2013年5月24日5:12 公開


過去記事です。

かーなーりー昔の大河ドラマを再視聴しております。

(リアルタイムで観た記憶はないです。残念ながら^^;)

原作本も読んでみたいな、と思うのですが、非常に長そうだし一冊一冊厚そうだし……ちょ、ちょっと無理かも?な気がして、手を付けてない&付けられないでいます。

タイトル通り徳川家康の話なんですけど、話は徳川家康の両親が結婚する前から始まります。

生母お大は大竹しのぶさん、父松平広忠は近藤正臣さんが演じてらっしゃいますが、お二人ともやっぱり若い!

大竹しのぶさんは特に可愛くていじらしくて……う~ん、確かに波太郎さんじゃなくても守ってあげたくなる感じ。

波太郎さんは後に境の豪商となる人(オリキャラだそうです^^;)なんですが、一体何歳から出てる設定なのかな~と思う程、年齢不詳です。

(結構何時何時までも前髪立ちな感じだし)

「武内宿禰を祖とする熊野若宮」だそうで……つまりは巫的立場ってことなのかなぁと解釈してるんですけど、合ってるかなぁ?(ずっと独身だったっぽいし、養女とか養孫娘とか……でも女好きだよなという印象)

「世界の商人」になる為にいなくなってしまう迄は、このひと、まあ随分と色々として下さいます。

(なんか観てて、お大のお兄さんとか可哀想な感じ。。。いや、本人の性格もアレな気はするけどって、このお兄さんが何と土井利勝君のパパだそうで^^;そう考えるとますます同情しちゃいますよ、利勝君贔屓の私としては!)

そういう訳で、この人が尾張地方に居住中は、「波太郎翻弄記」な感じ?

後々も「吉法師」は俺が育てた的発言や述懐もあるしねぇ。

で、この波太郎さんのご贔屓が、お大さんな訳です。(家康本人には割と冷たい感じがする)お大さんの為にも本当色々としてくれます。(時に大きなお世話なのでは??な事もあるような)

そういう訳で、竹千代君(=家康)は幼い頃に、今川家の横槍で両親が離縁してしまったり、人質争奪戦で織田家に行ったりその後今川家に行ったりしながらも、周囲の人々(お母さん、お祖母さん、今川家の軍師?雪斎和尚、吉法師=後の織田信長)にさり気なくフォローされつつ、逞しく素直に育っていく訳です。

子役(ちびっ子と、少年)時代が結構長い感じしますが、この子役時代で岡崎党(=三河武士団)の気質やら根性やらが思う存分語られたり、当時の厳しい時代背景なども描かれて、面白いんですよね~

この下地の部分があるので、後の、訳の分からない家臣達(代表:本多作左衛門)連中にも耐えられるっていうか^^;

主人公家康と共に、視聴者側も堪忍とは何かと学んでいくような。(え?)

いや面白いことは面白いんですけどね。

今回再視聴な訳ですが、やっぱり、家康の譜代家臣達が理解出来ない~

一体何なのでしょう、彼等は。。。

彼等の余りに一刻で激しくーそれでいて明後日の方向に拗くれた、家康への純愛がね。いや、愛してるって事だけは非常に良く分かるんですけど、その愛情表現が何というか。(これはたぶん、観た人にしか分からないと思いますが、きっと同意して下さることでしょう)

あとこの話だと、織田信長が意外に物分かりよくて人が良くて、他の人にたかられまくりな気が^^;(たかる代表者=竹千代、藤吉郎)

竹竿エピソードは、勿論、織田信長の長槍の発想が実は!竹千代によるものだった!という表現なのでしょうけど……竹千代がただのお強請り坊やにしか見えません!(でもって吉法師はちびっ子に甘いお兄さん^^;)

そういえばお大とのやりとり、お濃とのやりとり、更には波太郎さんや藤吉郎とだって、最初は「ばっかもん!」的に怒鳴り付けておきながら、最後は言う事聞いてくれるから。正直このノブだと、明智君が単なるパラノイアに見えてくるし~

(ま、さり気に比叡山焼き討ちとかは台詞だけで済ませちゃってるからね~)

途中(小牧・長久手以降?)から、家康が本当に人格者っぽくなっちゃって猿芝居シーンや有名な言いがかりもそれなりに人格者的理由があってと説明されちゃうんで、ついつい興味は寧ろ周囲や敵方に移ってしまうんですが。特に関ヶ原以降、将軍家の話となると老人の悲哀というか、ジェネレーション・ギャップが主となっていって、メインで楽しめるのは、大久保長安とか伊達政宗なんですけど、それ以前は結構、家康のやんちゃ振りが楽しいんですよね~

やっぱ家臣の人達に負けない頑固&捻くれ度だったりします。

それだけに最後の数年の聖人君子ぶりが惜しいような。。。(←しつこい)

大坂の役辺りではかーなーりー苛々させられること請け合い!ですが。

このドラマでちょっと面白いというか新鮮だったのは、淀殿&秀頼が完全被害者というより何も分かってない人扱いで、戦になった首謀者は寧ろ、キリシタン(旧教)+α(このα部分が結構複雑なんですが^^;)、夏の陣では城内の浪人達(代表:真田幸村)って所でしょうか。あと片桐且元の怠慢?というか優柔不断というか過保護のせい?な描かれ方してますよね~

あとこのドラマでの真田幸村、何ともシニカル、というより暗い人なんですよね~

「この世から戦はなくならない」という主義で、大坂城入りしちゃって豊臣家の人達に同情しつつ主戦派として結果滅亡に追い込んじゃう訳で。

傍から見ていると、「あんたのせいだろ?!」と突っ込みたくなるのよね~

駄目駄目感もプンプン匂ってる感じが素敵ですよ。

将軍の周囲や徳川勢側も、淀&秀頼自害辺りでは、何というか既に官僚世界っぽくなってるんだなぁと味わい深い展開なのです。

で、人の道に外れたことをしたくない(=淀と秀頼をあくまで殺したくない)家康は苦悩し、後で怒る、という。

#あ。でも個人的にこのドラマでの大坂の役シーン、柳生宗矩さんの七人斬り(だっけ?)がちゃんと入っててドキドキものです♪

正直関ヶ原辺りから以降は、「葵

徳川三代」の家康の方が狸っぽくて格好良いですが(ってどういう表現?)、それでも周辺事情とか歴史的推移などは充分楽しませて頂きました。

でも秀忠君は、「葵

徳川三代」よりもこのドラマの方が堅物でありながら何か腹に一物考えて企んでいそうな雰囲気が好きですv

……あと、「パパが死んじゃったらボクだけじゃ自信ないから今の内に危険分子は全部潰しておきたいんだ!」的な事大真面目に言ってパパを説得しようとする彼も好きv(いや、勿論、もっと時代劇的に重厚な台詞&場面ですし、たぶん、その意図は寧ろ弟を助けたいっぽい感じなんですけどね☆)

それにしても出てくる人達皆さんが、揃いも揃って、まるで間者かウォッチャー(視聴者?)の目を意識しているが如く、本音を言わないというのが何とも言えません~

(ま、だから誤解?や解釈違い?も生じてドラマになるっぽいですが)



メニューページ

メインコンテンツ

タグ別

公開日別

Popular Entries

え~こちらのドラマについて吼える(?)のもこれが最後でしょう。とうとう最終回放映迄、視聴終了です!な、長かったなぁ。。。(途中、特別番組とかやってたりしてたものねぇ。BSプレミアム。。。)うーん、それ
Read more
過去記事です。*毎回楽しみにしてます♪未だにギャグなのかシリアスなのか悩ましいところですが~でも、人生ってそういうものですよね♪←え。草原のお姫様、敏敏ちゃん可愛いですよね~ジャクギでなくても幸せにな
Read more
[01] ボヘミアの醜聞(BSP再放送2021.08.11)「名前を言えないあのひと」の話(嘘)。アイリーンじゃないのねぇ。いきなりホームズ先生がヤバい。「コカインは7%の溶液がお勧めだよ」だそうです
Read more
これも昔のドラマですね。残念ながら、初回からではないですが、かなり早い回から録画して視聴しました。うん、面白かったですよ!ドラマ自体としても良かったんですが、とにかくゲスト出演している方達が凄いですよ
Read more
[01] コックを捜せ(BSP再放送2022.06.08)そっか、この話が最初だったのね、とびっくりしたけれど。でもポアロもヘイスティングスも若い〜(ミス・レモンはミス・レモンだった。あ、ジャップ警部
Read more

Recent Comments

衛星劇場での放送が最終回迎えたばかりなのに、今度はBSプレミアムで吹替で観れるなんて贅沢ですよね~♡ ワンユは私もあまり好きではない、とゆーかチュ・ジンモさんはサンファジョムのイメージが強くて…(^-^; 来週あたり登場するタルタル様をオススメします♪
Read more
わたしも基本幕末は苦手なんですが、八重の桜は全部見てしまったクチです。(^^ゞこれも偏に、西島秀俊さまとオダジョー見たさ所以…。あんちゃまとジョー亡き後も、玉鉄と前髪クネオ兄弟に反町が絡んできて、ある意味(?)見応えを感じてました(^m^)
Read more
ファン・ジニ、ドラマのハ・ジウォンちゃんも、映画のソン・へギョちゃんも、美しかったですね~~♪ このふたつの作品、同じ時期に制作されてます。ふたりのファン・ジニの衣装、ちょっこし被ってたりするんですよね。 で、興味深いことに、原作が同じということです!不思議っ!! あの時代、朝鮮には『奴婢随母法』というものがあって、良民を父として生まれても、賤民としての奴婢の母の身分を受け継ぐものとされてたらしいです。 映画では、産みの母は下女→妓生だから、「下女か妓生、よくて両班のめかけ」にしかなれないと言ってたのはその法律ゆえです。 (例外は王族だけ。だから、ドラマではタンシムの産んだ子供は王族になることができたわけですね~~☆) ところで、『蓮華のうてな』で。近習さんの「はい。仰せのままに。殿下」のセリフ。 「イェ~。(省略)。チョォナー」と 読んでしまった私は、完全なる韓ドラ中毒です♪ププッ・・・。
Read more

Information

緊急連絡は現在ありません。

Recent Update

[61] 死との約束(BSP再放送2023.08.16)この回は。見覚えある俳優さんいるなっという回でしたね。うむ。ジェラール先生とボイントン卿です。(ハムナプトラ。。)特にジェラール先生は好き俳優さ
Read more
[51] 杉の柩(BSP再放送2023.05.31)これも好きなお話。お話自体より、ヒロイン?が好きだったのかも。しっかしドラマだと、何ていうか出てくる人達の悪意が痛いわー。特に看護師達。まぁ、被害者
Read more
やっと観た!ていうか、初回からずっと録画していたのを最終回前にざっと頑張って観たよ!やっと20回よ?大変だったよ!まだまだあるのよ……とにかく続けてザザッと観たので分かってないところ多いかもしれない。
Read more
[41] グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件(BSP再放送2023.03.22)グランド・メトロポリタンって何?とまず思った訳ですが。事件の舞台となったホテルの名前?劇場の名前?と不思議に思ってグ
Read more
[31] ABC殺人事件(BSP再放送2023.01.11)ディアゴスティーニでは、確かこの回が初回DVDだった気がする。原作、探偵小説、というより推理小説としても秀逸ですよね。旅行系や「アクロイド」
Read more

Preview

Information(Board)

サイト改装しました! といいつつ、表向きは全く変わらない(ように作った)筈です。 何かおかしいところがございましたら、ご連絡頂けると助かります。
Read more