幻の王女チャミョンゴ
2013年11月12日7:00 公開
告白します。
私途中迄、(かーなーりー長い期間)「チャミンゴ」だと思ってました!
(だから主人公の名前が何でチャミョンなんだろうって思ってましたよ。ははは。。。)
ま、そんなお馬鹿な話は置いておいて。
う~ん、このお話も、ヘビーでしたよねぇ(と改めて思います)
最初はとにかく、両国の悪王妃と高句麗の王様の強烈さに眩惑されてましたが。
それだけじゃないんですよねぇ。
一見良いひと、良い王様なチェリさんや正妃さん、ワン・ホル将軍辺りや侍女の皆さん達、主人公のプク(チャミョン)とホドン王子も。
なんというか、これでもかっていう位、非人間的な。
まず最初に自分の立場や国、というものがあって個人の感情は二の次、ですか。。。
優しげな正妃様(チャミョンの母親)にしたって、チャミョンを川に流す流さない辺りの話では、我が子大事で頑張ってたのに、戻って来たチャミョンに対しては王女として生きる事を要求しちゃってるし。
「楽浪」という国がそれだけ切羽詰まった状態だという表現なんだろうけど、その割には農作物は豊かで~と言ってますね。
ま、だから高句麗に狙われちゃってるんだけど。
なんだろう、この話以前に、「広開土太王」や「クンチョゴワン」観てるせいか、高句麗に対しての方が私の親密度は高いみたいです^^;
このドラマで一番自然というか、ある程度共感出来るのは、主人公のライバル?で異母姉のラヒちゃんと、ワン・ホル将軍の義姉で奥さん、な気がします。
っていうか、主人公にはどうしても共感出来ないですねぇ。
まあ、私王族じゃないし。
って捨て子であって王族として育てられた訳ではないのに、何故ああまで自分、だけでなく恋人の筈のホドンを犠牲にしてまで、不確かな予言(予兆?)を信じて国の為に尽くしていくのか、がちょっと、ね。
ま、逆に捨て子であったからこそ、自分のアイデンティティやルーツに拘るのかもしれませんが。
それにしてもやり過ぎな気がするのよね。
そこ迄ホドンを傷付ける必要があったのかどうか。
寧ろ、楽浪の為に程々にしておいた方が良いのに、などと私などは思います。
ラヒやホドンが怒るのも無理ないよ。。。
ま、そこ迄個人に犠牲を強いる「国」の在り方こそ問題だと思いますが。
(諸悪の根源は、ホドン王子の場合は、パパの王様だし)
ホドンの場合は、なまじ先生が(たぶん?)儒生で王道とか人の道を重視する人だったから……可哀想に子供の頃からマキャベリズムに徹する事も出来ず、義理の母親との関係でも情を捨てきれずに悩んじゃうのよねぇ。
王様になるのに相応しくないと言えばそれまでなのかもしれないけど……正直、王位なんて早々に諦めて(ついでに王族フリークで自己犠牲したがってるプクも見限って)ラヒと一緒に何処か別の場所に駆け落ちしちゃうのが一番だと思います。
でもそういうドラマではないので^^;
どんどん皆が嫌な方向へ進んじゃうんですよね。
時代の悲劇といえば悲劇ですが。
もう少し、誰かが「もっと幸せになろうよ」と言えなかったんだろうか、と思ってしまったドラマでした。
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