名探偵ポワロ7
2023年10月2日18:00 公開
[61]
死との約束(BSP再放送2023.08.16)
この回は。
見覚えある俳優さんいるなっという回でしたね。
うむ。
ジェラール先生とボイントン卿です。(ハムナプトラ。。)
特にジェラール先生は好き俳優さんなのでー。
原作と異なり、何故か!ジニーちゃんのパパになっちゃってしかも共犯(結構主体的な)になってるのに、少々イラッとした、というか残念な気持ちになったというか。
確かにね。原作だと犯人の動機が今ひとつ弱かったのかもしれないけれども。
それでもって虐待ネタだから、製作者側がムラっとしたのはよく分かるんですが。
でもでもジェラール先生を貶めて欲しくはなかったよ。。
ということでちょっとね、私的には評価低い回ですよ。(最近多い??いや、気のせい気のせい〜)
原作での犯人は割と自己中的動機で殺人を犯していましたが、ドラマでは被害者の方のギルティ度が高いと判定されてこういう感じになったのかな?
確かにクリスティの話って、被害者がドクズの場合多いしね。
(殺人やむなし、かどうかはちょっと置いておいて。何らかの報いはあるべきぞという同調圧力?)
ドラマでは一貫して熱心なクリスチャン(カトリック)であるポアロの信念というか職業的倫理観が少しずつ揺さぶられていくんですよねー。
すっごくいい加減な仏教徒である日本人としては、キリスト教徒って真面目だな、と思ったりするんですが。
あれだよね、「神様は完璧だから、神様が作った世界(宗教観?)も完璧!」という前提があるから辛くなるんだろうなぁ。
多神教のいい加減さというかイージーさ(日本だけじゃなく、ヒンズーやギリシャ神話やローマ神話、バビロニア?等も含めて、神様みんな結局「人」だから)は、真面目な人から見ると何だこいつ!なのかもだけど。
「だって人間(神様)だもん」という救いもあるんじゃないかなとついつい思ってしまう。
どっちが良いなんて、決められるものでもないし、信心はそれこそその人の自由であって他人がどうこう言うもんじゃないんだけどね。
でも私はいい加減な仏教徒で良かったな、と思います、はい。
(うん、父の初盆だったけど、いい加減な仏教徒だからお参りもいい加減だったと反省中。ゴメンなさい、天のお父様)
ドラマのジェラール先生、娘思いのお父さんなのかもだけど。
娘できた時点で何とかしろよ!と思った私です。
(ってそれだと事件にならないなっ)
[62]
三幕の殺人(BSP再放送2023.08.23)
このお話って確かアメリカ版とイギリス版があったような。
ということで、ググってみました☆
Wikipedia様に違いが書いてありましたね!そっかー(当時の)イギリスの法律なのね。確かにちょっとどうなのよと感じる法律だわ。。だからって関係ない人殺したり友達殺したりっていうのは、ポアロの言う通り「なし」だけど。
本人(犯人)にしてみれば理不尽と感じるのかな。
でも正直、共感は全く出来ない。
というより気持ち悪かったりする。
まだ「痴人の愛」の方がマシな気もする。
(あ、私、基本、こういう身勝手なヤローが嫌いだからね)
ヒロイン?のエッグもどうなのよと思ったりする。
原作では牧師さんの息子(でエッグの初恋の人?)ロビンは死んじゃってるんだよね。
ドラマでは生きてるっぽいけど。(この改変は、エッグを悲劇のヒロイン化する為?ロビンが原作通り死んでると、エッグがある意味現代的で現金で、、、つまりは身勝手で自己都合優先するタイプってところ強調されルカらねー)
原作読んだ時も探偵小説(トリック、犯行動機、犯人との攻防)としては面白かったけど、登場人物には全く惹かれなかった。
ドラマではなんかエッグ可哀想的に&犯人悲劇的に描こうとしてるのをひしひしと感じるものの。
やっぱ好きじゃないわ〜。いやだわーというのが私の印象です。
真面目なクリスチャンで友情も大事にしているポアロが可哀想。
うん、結構(ドラマでも)お年寄り枠設定だから、余計にポアロ辛かったろうな、と思って辛い。
仲良し仲間(ヘイスティングス、ジャップ、ミス・レモン)もいないしなー。
なんかドラマ(最近)、ポアロに対して当たりキツいわ。
ところで原作ではこのお話、サタースウェイト出てたのね。
うん、ドラマではサタースウェイトやバトル警視全く出てこないよね!
厳しいわ!!
[63]
ハロウィーン・パーティー(BSP再放送2023.08.30)
このお話は私的にはドラマの方が良かったかな。
というか。
ハロウィンの風習がビジュアル化されてて分かりやすかった。
(うん、字で読んだだけでは、本場のハロウィンの雰囲気は味わえないし。あとハロウィンゲーム?も分からないからね。ドラマ観てようやく「そういうゲームだったんだ!」と納得したわ〜)
今回はオリヴァ夫人の回。
オリヴァ夫人といえば林檎ということで、ハロウィンパーティーでも林檎のつまみ食い。
でもパーティーで殺人事件が起きて、オリヴァ夫人に「もう林檎は食べられない」と言わしめた、という。
事件自体は、クリスティ物(特に後代)に多い過去の事件に起因する殺人事件であります。
被害者のイメージが別作品と被るような。(えーと何だったかな。なんか東屋の話で、あ。あれもオリヴァ夫人出てたよね。確かオリヴァ夫人監修の殺人ゲームで本当に人が殺されちゃうやつ)
原作読んだ時は犯人(男の方)の身勝手さというか耽美主義っていうか、なんかわかんないなという印象だったんだけど。
これもドラマではよくわかった、というか身につまされるというか。
うん、みんな、年取っていくのだよね。
人だけじゃなくて生きとし生けるもの、命のないものも、永遠なんてないのさ、という当たり前の諦観、それを諦められず足掻いている犯人、という。
悍ましいのだけれども、懸命に生きている、んだよなぁ。
(ま、だからといって、他者を犠牲にして良いなんてことは断じてないのだけれど)
原作の方が犯人(男)は不気味かつ滑稽で、理解し難かったという印象が残ってます。
犯人(女)については、ちょっと置いておきますがー。
あーでも、犯人(女)の子供達、ちょっと可哀想だったですね。
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