名探偵ポワロ3
2023年1月5日17:00 公開
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あなたの庭はどんな庭?(BSP再放送2022.10.26)
原作は確か短編。結構好きなお話(というか、犯人に好印象なお話)だったんだけど。
うーん、ドラマは印象違う〜
ドラマでは、ポアロ髪染めてる疑惑(ミス・レモン、本当厳しいし鋭い)、ポアロと同じ名前の薔薇、コロン(本当は香水?)をポアロが購入したお店(及び代金請求厳しいお店の人)、ヘイスティングスの花粉症もどき、鼻水ダラダラなヘイスティングスにハンカチ貸してほしいと言われて「あいにく持ち合わせが」と断ったものの結局貸してあげる優しいポアロ、支払及び商人とのやり取りに厳しいミス・レモン、相変わらず何だか可愛いジャップ警部が際立っております。
あ、あと、今はなきソ連ですねー。
(ドラマ制作時はまだあったのか、いや、もうなかったかも)
確かにソ連ブイブイ時代には、ヨーロッパの人達はいわゆる赤(「コミュニスト」?と呼ばれている)が怖かっただろうなぁと思います。
ヨーロッパはまだまだ階層社会だったろうから、政治経済の中心の人達はね、それなりにハイソサエティだったんだろうし。
でも、あんなに「ロシア娘」を主軸にかつドラマチックにしなくても良いのに、、、いや、元が短編だから膨らませないとってことだろうけどさ。。。(犯人及び犯人の家族膨らませても地味だろうし)
でもねー「マドンナ」のような中産階級の庭を愛するごく普通の女性が見せる殺意と悪意が、こう、本を読んだ私にはすっごく刺さったんだけどなぁ。(そこが良いとこだと思ってたんだけどなぁ)
あ、でもドラマはドラマで面白いですよ。(取ってつけたような)
牡蠣、大きくて美味しそう!!
でもチョコや貝、油を使った料理(魚だったかな)が好きでも痩せている被害者は凄い!
(私なら速攻、体脂肪率上がりまくるよ。。)
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100万ドル債券盗難事件(BSP再放送2022.11.02)
ドラマ開始時に出てきた地下鉄とエスカレーターについ釘付け。
エスカレーターはアメリカ生まれっぽいですね。1850年代に最初の特許出願、とあるので、ドラマの時期(第一次大戦終盤から30年後。これはポアロの30年前に海峡を渡って〜のセリフから考慮)には十分先進地では実用化されていたってことなんでしょうね。(Wikiにもハロッズで使われたってある)
地下鉄はイギリスロンドン発祥。ま、これはそうだろうなって思う。(名称から、ね)
更に気になる言葉(ドラマサブタイトルにも関係)、アメリカ「自由債権」ってなんだろっと思ったら、ドラマの中で銀行の人が説明してくれました。
(誰でも自由に現金化できる、とか。実際に「自由債権」という言葉があるのか調べてみたけれど、わからなかった。債権って名義あったような気がするけど、名義人じゃなくても現物持ってる人が自由に扱えるってこと?そんなのあり??)
オシャレなポアロは荷造り(というよりファッション選び?)が大変そうです。(ミス・レモンは容赦ない)薬も万端。
でも今回はなんと、ヘイスティングスが船酔に。(めっちゃ自分はならない!という自信あった感じでしたがー。あと乗船中は認めてなくて「牡蠣に当たった」なんて言ってますが)
しっかしミランダさん、小顔だな?!
というか、小顔なせいで、首が長く見える。まるで首長族の人のような(あ)。でも確かに化粧バリっとしたお顔は美女。ヘイスティングス、メロメロですね。(船酔い効果もありそうですが)
あと嵌められそうになった人、顔が濃い。(そのせいで、悪者っぽく見える?)
それにしてもこの時期は、ポアロ、黄金期って感じですね。
(ヨーロッパで最も有名な探偵って、ニュースで言われちゃったりしてる。前回で新種の薔薇に名前付けられてたし)
ポアロ、警官は定年退職ではなかったんでしょうね、多分。(じゃないと、イギリスに渡って30年。。。かなりの高齢になっちゃうものねぇ)
今回は、まぁ、トランクの中身と「鍵」がまさしく鍵でしたね。
(ま、ミランダさんはデコレーションってことで。ポアロかなり早い段階で怪しいって気づいてたのねーわざわざ「時計」見る仕草確認する位だから)
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プリマス行き急行列車(BSP再放送2022.11.09)
確かこのお話、同じネタでもう1つあったような。(えっと、ミス・グレイ?の話?ジェーン・グレイだったかな?)
あとお金持ちパパの出身地が違ったような。(あっちはアメリカだったような気がする、うむ)
他は基本的な人間関係同じねー。(イギリス人の夫(元?)、フランス貴族、ちょっとアレな被害者のお金持ち令嬢、令嬢のメイド。犯人はちょっとだけ違う、か)
ドラマではヘイスティングスとジャップ警部が違う推理と犯人像を持っていて、競い合いながらポアロに訴えているシーンが妙に楽しかったです。
なんかねー今回、殺人シーンがリアルっていうか。
いや、直接的に見せてる訳じゃないんだけど、ナイフを刺しているというシーンが怖いわ。。。
ポアロが「ナイフを使うのは最も卑劣」的なことを言うのにも、思いっきり頷けたわ。
(私的には加害者の負担及びリスクが軽い殺人が、最も罪深いと思うのだけれどもー。加害者の精神構造とか考えると、加害者の悪質度合いという意味では、残酷な手段を取る加害者が卑劣かつ害悪だ、ということかな)
ただねぇ、この話の被害者と被害者家族もなぁ。。。
そりゃ、人間誰だって欠点はある訳だし、その欠点ばかり責めるのは良くないというか、不公平というか不正だなとは思うけどさー。
二泊三日の旅行に宝石全部持って行くってどうなのよ。
決められないからって、、、
そういう考え方(お金持ちの考え方って訳でもないと思いますよ。お金持ちは本来、もっと慎重でしょう)で、かつどう考えもろくでなしというか、ジゴロ気質の恋人信じ切ってる被害者がヤバすぎる。
そりゃ、強盗にも目をつけられますよ。
お金持ちパパ、子育て思いっきり失敗してるよ。(ポアロに愚痴ってるけど、甘やかし過ぎでしょうに)
なんか最後、とっても可哀想、悲劇的雰囲気醸し出してましたが。
ちょい自業自得というのは言い過ぎでも、犯罪招いてる感はあるよね。
ミス・レモンは可愛いだけでなく、今回、優しかったなぁ。(ハァ、癒し。。)
[24]
スズメバチの巣(BSP再放送2022.11.16)
事件を発生する前に防ごうと頑張るポアロ。
新機軸?な感じでしょうか。
あーでもなんだかなぁ。現代でもありそうっていうか、いつの時代でもありそうっていうか。
なんというかね、ヒロイン?(と言いたくない)モデルがクズ。いや、言い過ぎかもしれないけど、人としてクズだと思う。(女としてはありがちって言われそうだけど、でも良くないよ!)
まぁ、まだ結婚してないからって言い訳は出来るかもしれないけどさ。でもまごうことなきクズだと思いますよ。
(犯人予備軍な人、踏んだり蹴ったりよ。。。)
ポアロはねー。今回、「被害者」になる筈だった人を助けようとする気持ちより、やっぱり旧友の息子に寄り添う気持ちの方が大きかったよね、きっと。
そうなのよねー。
ドラマだと徐々に、ポアロの信念「殺人は絶対悪」が揺れていく構成になっていると思います。
(だから、最終回はちゃんと「カーテン」だったんだよね)
こうして「殺人」を犯そうとする人の気持ちの方に、(被害者よりも)寄り添えることが多くなってきて。。。
結局、信仰心篤いクリスチャンであるポアロも最後の最後にってなってしまうのが、ドラマを観ていくと分かる、というなかなかに迂遠というか壮大というか、そんな構成なのね。(最初からそうだったのかは不明ですが)
さて。毎回楽しみなミス・レモンですが。どうやらフィットネスに熱心な模様。
ジャップ警部は盲腸(虫垂炎って最近では言わないといけないんですかね?よくわからん)だったんでしょうね、きっと。
(はっきり病名言ってなかったけど、ヘイスティングスが「僕の時は〜」なんて嬉しそうに言ってたからv)
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